「やりたい事をやらずに何をしてるんだい?」ということ
生きるために仕事をするという考え
二十歳で結婚をして、子どもを4人授かり
時間にとらわれない仕事を選んできました。結果正社員ではなくバイトを選んできたわけです。
パソコンに触り出したのは40を超えてからなので、ワードやエクセルもよく分かりません。
簡単にいうと、学歴もなく、スキルもなく、何も考えずに生きてきたわけです。
そして、昨年コロナウィルスが世界を襲い、私の職場にも影響が出始め、思うようにシフトを入れることができなくなってしまいました。
離婚をして、子ども4人を一人で養っていたので一大事です。
子どもが大きくなったこともあり、今後のことも考えて正社員になろうと決意しました。
いざ求人情報を見てみるとコロナ禍もあり、掲載されている内容はほぼドライバーの仕事でした。
コロナ禍でも影響を受けず、仕事が安定してあるのがドライバーの仕事なんだと感じたわけです。
その中の一つに就職しました。初めての正社員です!
やりたい訳ではなく、ただ何となくで選びました。
その代償
久しぶりのマニュアルの運転と4トンというサイズのトラックに必死で慣れ、運搬の仕事も意外と細かなルールや書類のやり取りがあるので、メモを取りながら覚えていきました。
覚えてしまえば、簡単な仕事ではあります。
荷物やカゴが重いので重労働ではありますが(汗)
もう少しで働き始めて一年!というところで、事故を起こしたんです。完全に自分の運転ミスです。
今でも反省しかないです。
相手のいる事故を起こしてしまい、修理とレンタカー代に会社の保険を使うほどかかってしまったんです。
ですがこの保険、免責が30万の保険でした。
事故を起こしたドライバーに30万の負担が来るという内容です。
実際には金額は決まらず、保留になりましたが幾らかの請求はあります。ということで話は終わりました。
入社した時、そんなような事を言われた気もしてきましたが、運送業界が初めてで、正社員は会社に守られるものだと思っていたので、衝撃は隠せません。
ぶつけてしまったのは間違いなく私が悪いです。
ですが、今まで遅刻も欠席もなく真面目に働いていたのに、初めての事故でそんな高額を請求されるなんて納得ができず、色々考えた結果やめることを決意しました。
それからも仕事は引き続きしっかりやり、引き継ぐ人にもやる事をすべて教えて、自分のやるべき事を真っ当しました。
役員会が行われたそうです。
事故での私の負担は「辞めるんだから全額払わせろ」という上の意見と、それはさすがに・・・
「半額で納めましょう」という意見に分かれたそうです。
半額でも15万。
大手企業は違うと思いますが、運送業界の中小企業には従業員を守る力は無いんだと感じました。
いや、守る気がない。といった方が正しいのか?
事故担当の人はとても優しいひとで、私の話を聞いてくれました。
納得できないこと、その金額の保険プランに入っているのは会社都合だと感じたこと、会社に個人を守る気がなく信頼できなくなったこと。などなどもっといろんな事を言いました。
会社は無理な運行をさせていない。そんな中で事故を起こしたので、その責任は取ってもらいたい。
と言われ、正直一銭も払いたくなかったのですが、5万ならという事で話をまとめました。
この会社を選んだのも、事故を起こしたのもすべて自分のせいです。
そこからいろいろな事を学ばせていただきました。
この会社自体はいい会社だと思うんです。働いてる皆さんいい人ばかりですし。
なので、従業員を守れる立派な会社に成長して欲しいと心から願っています。
会社に頼らない生き方
初めての正社員、自分の好きなことをしていないと、こんなにも納得ができない!という事を知りました。
まだ辞める気がなかったタイミングで会社から放り出された感覚です。
そして40代という現実。
今から正社員を探すのは至難の技です。学歴もスキルもないですから。(汗)
運送業界なら入れるかも知れないけど、もう懲り懲りです。
時間がいかに大事なのか、若い人ほど若いうちに気付いて欲しい。
自分の得意なこと、やりたい事を早くに見つけて、スキルを高めていって欲しい。
歳を重ねて、後悔しないために。
さて、私はまた、気ままなバイト暮らしに戻るかな。(笑)
この事をきっかけにいろんな事を考え、自分はやっぱりゴルフが好きなんだと気付けました。だからまだ、年齢を言い訳に人生を諦めるつもりはありません。
やりたい事をして、人生を楽しんでいきます。
過ぎたことに考える時間を使うのはもうおしまい。
次に進みましょう。
年齢を重ねても、可能性はいくらでもある!
それではまた。
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